PROFILE

馬場 敬一(ばば けいいち)

【支持体・技法・画材】
支持体には主に3cm厚のハニカム構造のダンボールか、
8mm 厚のダンボールシートを4〜5枚重ね貼りして3〜 4cm厚にして使用。
ダンボールの厚みを利用してナイフで切り込みを入れたり、叩き潰した り、
穴をあけたり、焼きごてで焦がした痕跡がマチエールになる。
その他にコラージュ、シルクスクリーン、フロッタージュ等様々な技法 を併用。
アクリル絵具、ラッカー、マジックインキ、スミ、木炭、顔料、ペンキ 等様々な画材を
使用するミクストメディア。

【制作の特徴】
制作に必要な様々な技法を大別すると、大きく2つの作業に分ける事が出来る。
1つは、コラージュや絵具を塗り重ねる「プラス」の行為。
もう1つは、ダンボール自体をナイフで切り、潰し、穴をあける等の 「マイナス」の行為。
この相反する行為を1つの画面に共存させる事で表現のバランスをとっている。

【コンセプト】
「コンセプトを持たない」というのがコンセプトのようだ。
制作にあたってエスキース等の下準備をいっさい行わず、直接画面に描き始める。
完成のイメージをもたず、よりニュートラルな状態から制作に取り組む事を心掛けている。
「目的」を持つと「目的」に縛られ、「可能性」を限定してしまう。
世界には「目的」や「意志」を凌駕する「大きな流れ」というものがある。
なりゆきに任せ、うまく流される事によって、真理に近付く事が出来るのではないかと考える。
僕の場合、作品は意志の力を超え無為自然に出来上がっていく。

【破壊と創造】
人間の中に「破壊」と「創造」の双方に向かう、相反するベクトルを見る。
僕自身が制作過程で破壊衝動に強く支配された時、支持体のダンボールを
ナイフでずたずたに切り、剥がし、火で焦がし、穴をあけ、殴りつけ、踏みつぶす。
そうした破壊的な行為が痕跡となり、ダンボールに新たな表情を形成する。
目の前の残骸は、何か「美しいもの」に生まれ変わる可能性を秘めている。
この「破壊」は決して「破壊」を目的としたものではない。
「破壊」が「創造」の過程に在るのだとしたら、
「破壊」は「創造」に とって必要不可欠な要素となる。
新たな何かを生み出す為には、「破壊」のプロセスを経験しなければならないのかもしれない。
「破壊」というマイナスの行為を踏まえた上で、力強く前向きなメッ セージを「創造」し、
発信して行きたい。

【略歴】

1974(0歳)
東京に生まれる

1998(24歳)
個展「馬場敬一展’98/Jan.」バオバブ[東京・千駄木]
個展「馬場敬一展’98/Aug.」バオバブ[東京・千駄木]

1999(25歳)
個展「馬場敬一展」目黒区美術館区民ギャラリー[東京・目黒]
岩波書店書籍『世界』挿入画制作 2000(26歳) 個展「馬場敬一展」ギャラリー陶[東京・新宿]

2001(27歳)
個展「-balance-」三鷹市芸術文化センター[東京・三鷹]
映画『冷静と情熱の間』絵画提供

2002(28歳)
個展「-reality of CHAOS-」ARSギャラリー[東京・表参 道]

2003(29歳)
Earl's cafe & diner[東京・桜新町] 店舗デザイン
織本病院[東京・清瀬]モニュメント制作

2004(30歳)
個展「space ofbyfor オープニングイベント・馬場敬一展」
space ofbyfor[東京・調布]
space ofbyfor[東京・調布]モニュメント制作
織本病院[東京・清瀬]ホスピタルアート制作

2005(31歳)
個展「ENTRANCE」ギャラリー403[東京・銀座]

2006(32歳)
cafe HAGAN[東京・下北沢] 店舗デザイン

2007(33歳)
個展「馬場敬一展」TAMAGO[東京・四ッ谷]
個展「人間発掘」galerie SOL[東京・銀座]
ウェブサイト「BABAART MUSEUM」 開設

2008(34歳)
ADO(Asia Development Organization)の招致によりインドネシア・バリ島にて7ヶ月間制作
個展「Keiichi Baba Exhibition -HUMAN DIG at the island of gods-」NEKA Art Museum
[インドネシア・ウブド]
「Night of nyepi」400x153cmと「Impact of intuition」
180x240cmの大作2点をネカ美術館に寄贈
絵本『ドリーム・ウォーク』制作 あずきスタジオより出版

2009(35歳)
原画展「絵本『ドリーム・ウォーク』原画展」ギャラリー403 [東京・銀座]
個展「馬場敬一 〜破壊と創造のベクトル〜」三鷹市芸術文化セ ンター[東京・三鷹]
art space + cafe COTONOHA ウェブサイトデザイン gleam ウェブサイトデザイン

 

   
   
 
【展示履歴】    
       
1998 個展 馬場敬一展 東京・千駄木[バオバブ]
1999  個展
馬場敬一展 東京[目黒区美術館区民ギャラリー]
2000 個展 馬場敬一展 東京・新宿 [ギャラリー陶]
2001 個展
- balance - 東京[三鷹市芸術文化センター]
2002  個展
- reality of CHAOS - 東京・表参道[ARSギャラリー]
2004  個展
KEIICHI BABA EXHIBITION 東京・調 布[ space ofbyfor]
2005  個展
- ENTRANCE - 東京・銀 座[ gallery 403 ]
2007 個展 ー人間発掘ー 東京・銀 座[ galerie SOL ]
2008 個展 KEIICHI BABA EXHIBITION
「HUMAN DIG ~at the island of gods~」
バリ・ウブド[ネカ美術館]
2009 個展 「ドリーム・ウォーク」原画展 東京・銀 座[ gallery 403 ]
2009 個展 馬場 敬一 展「破壊と創造のベクトル」 東京[三鷹市芸術文化センター]
       
【その他の活動履歴】    
       
2003 東京・桜新町
[EARL'S CAFE' & DINER] デザイン・絵画制作
2004 東京・清瀬 
[医療法人財団 織本病院]  アートディレクション・デザイン・制作
  東京・調布
[space ofbyfor] オブジェ制作
2006 東京・下北沢 [CAFE' HAGAN] アートディレクション・店舗デザイン・制作
2009 あずきスタジオ 絵本「ドリーム・ウォーク」 絵画制作